内容説明
本書は、近世後期の不祝儀・祝儀の文書を検討し、当時の社会・風俗・生活文化の解明を試みたものである。具体的には一八世紀後半から明治初期頃まで、京都衣棚竹屋町で薬種問屋を営んだ岡田家(屋号近江屋)に残された文書を手がかりに言及する。
目次
第1部 岡田家不祝儀文書(葬礼準備と葬儀用衣裳;追善法要;遺物進上;忌明けと月代の関係)
第2部 岡田家祝儀文書(婚礼と贈答―宿這入・移徙;婿養子婚と贈答―生前贈与と衣裳;産育習俗と贈答)
著者等紹介
森田登代子[モリタトヨコ]
1975年同志社大学大学院文学研究科新聞学専攻修士課程修了。1996年武庫川女子大学大学院家政学研究科被服学専攻博士後期課程単位取得退学。現在、樟蔭東女子短期大学非常勤講師。家政学博士
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