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ジェノサイドの丘―ルワンダ虐殺の隠された真実 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 493p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784872905441
  • NDC分類 936
  • Cコード C0036

出版社内容情報

1994年、アフリカの真ん中で100万人が殺された。20世紀指折りの恐怖の顛末を告発!今こそ知るべき隠された真実。

知らないことは「恥」どころか、「罪」になることもある──わたしはそのことをこの本から学びました。理不尽な暴力や憎しみが吹き荒れるさなかにあっても、なお「善き者」であろうとする意志の尊さ──わたしはそのことをルワンダの勇気ある女子学生から学びました。これは、すべての人が読むべき一冊。後世に伝えていくべき大事な大事な一冊です。書評家 豊崎 由美
全米書評協会賞・ニューヨークタイムズ、ロサンジェルスタイムズブックアワー他で絶賛!日本での公開を求める声で上映が実現した映画「ホテル/ルワンダ」大ヒットのきっかけを作った本。
1994年、アフリカの真ん中で100万人が殺された。だが、世界の人々は少しも気にしなかった。20世紀指折りの恐怖の顛末を告発する!今こそ知るべき隠された真実

【著者紹介】
著者紹介 フィリップ・ゴーレイヴィッチ Philip Gourevitch
1961年生まれ。「ニューヨーカー」などのスタッフライターとして活躍。本書は初めての著作になり、世界各国で翻訳されている。

訳者紹介 柳下毅一郎(やなした・きいちろう)
英米文学翻訳家。訳書に『人生の奇跡 J・G・バラード自伝』(J・G・バラード著/東京創元社刊)、『フロム・ヘル 上/下』(アラン・ムーア著、エディ・キャンベル ア
ート/みすず書房刊)、『クラッシュ』(J・G・バラード著/東京創元社刊)、『蒸気駆動の少年』(ジョン・スラデック著)『ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド』(ブライアン・W・オールディス著)『地球礁』(R・A・ラファティ著)(ともに河出書房新社刊)、『悪趣味映画作法』(ジョン・ウォーターズ著/青土社刊)、『アヤックスの戦争』『サッカーの敵』(ともにサイモン・クーパー著/白水社刊)など。著書に『日本映画空振り大三審』、『バッド・ムービー・アミーゴスの日本映画最終戦争!』『ファビュラス・バーカー・ボーイズの映画欠席裁判』(ともに洋泉社)など。

内容説明

1994年、アフリカの真ん中で100万人が殺された。だが、世界の人々は少しも気にしなかった。20世紀指折りの恐怖の顛末を告発する!今こそ知るべき、隠された真実。

著者等紹介

ゴーレイヴィッチ,フィリップ[ゴーレイヴィッチ,フィリップ][Gourevitch,Philip]
1961年生まれ。「ニューヨーカー」などのスタッフライターとして活躍

柳下毅一郎[ヤナシタキイチロウ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

65
人口80万人の国ルワンダ。1994年、この国の一割以上に当たる100万人前後が虐殺された。本書はその虐殺とその後の国の歩みを描いたルポタージュである。というか主眼が置かれているのは、その後の国の歩み。ジェノサイドで身内を殺された者と殺した者がまた同じ地域で暮らさなければならないというのはもう想像だに出来ない。それと如何に表面を綺麗事で飾り立てようと、国際社会や国連が動くのは人道ではなく利であるという事。読んでいる間中、人間とは何かという問いを喉元に突き付けられている気分で、多分表情が無かった気がする。2021/02/05

ころこ

38
ルワンダではツチ族とフツ族がいて、少数であるツチ族がフツ族を支配していた。1994年にフツ族がツチ族に対する虐殺を行う。両者の対立はベルギーの植民地時代に支配者の方便としてつくられたが、両者は同じ言語をしゃべり、宗教を奉じ、人種間結婚をし、同じ場所に混在して住んでいた。それでもツチ族とフツ族の名前は残っている。虐殺の犠牲者は80万人といわれている。驚くことが3つあります。1つ目は、殺害が戦争によるものでないということです。大量破壊兵器による殺害でも、ガス室の使用によるものでもない(因みにホロコーストの犠牲2021/04/06

たんたん麺

15
知らないことが無知どころか罪になるということがわかった。2014/04/19

ふぁきべ

10
ルワンダにおける2大『民族』の1つである少数派のツチが多数派のフツに虐殺され、80万人の命が短い期間の間で失われたルワンダ大虐殺についての著名な1冊。私が民族に鍵括弧をつけ、本書で訳されているようなツチ族・フツ族と呼ばないのは、彼らが実際には異なった民族グループではない可能性が高いからだ。元々牧畜民だったものと農耕民だった2つが社会階層的に別れ、そしてそれを旧宗主国のベルギーがツチはエチオピアから来たハム族であるという科学的に根拠のない説を使い、固定化したことに端を発する人工的な区分に過ぎないからだ。2020/01/09

ヨシモト@更新の度にナイスつけるの止めてね

4
映画『FCルワンダ』をきっかけに読んだ。あの大虐殺は1994年に起きたが、80年代にもすでにジェノサイドはあり、それはベルギー始め欧州の支配国が周到に用意したとしかいいようがない蛮行だった。とにかく胸の悪くなる話だ。コンラッド『闇の奥』をそろそろ読もうと思っていたところだが、本書で再三言及があったのには驚いた。2015/09/17

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