内容説明
「家庭も一番、彼女も一番」男はみな嘘つきなのか、正直なだけなのか?フツーの男たちの心と体に関するルポルタージュ。
目次
第1章 男たちの願望(恋に走り出すとき;複数の女性を愛せる、男という性 ほか)
第2章 妻とはできない「セックス」とは(生活の中のセックス、非日常のセックス;真実の自分を妻には隠して ほか)
第3章 幾通りもの顔をもつ男たち(不倫にはまった男の体と心;外国人パブ通いがやめられなくて… ほか)
第4章 妻には「話せない」こと(心に壁を作る夫たち;自分のコンプレックスが話せない ほか)
第5章 家庭と「ひとりの男」の狭間で(それでも家庭は捨てられない;「恋」をやめられない男たち)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あび
12
言い訳にしか聞こえない男たちの言葉の数々。恋愛と結婚は別物であり、妻以外の女性と深い関係になり、それを継続させていきたい、楽しみたいという男たちへのインタビュー。「人生経験で培った理性や知識は恋愛には何も役に立たない」この一言に、不倫へと走る男たちの気持ちが込められている。2018/04/27
ねこねこ
5
妻帯者でありつつも不倫をする男性がここまで多いことを知り、悲しい。女性の立場として、理論では納得できるが感情が追いつかない。 大切な家族を、妻を、裏切って、傷つけてまで「妻とはできない」ことを得ることが大事なのか。それは非日常的な快楽であり、刺激であり、男性として生きる喜びを見出すことで、充実した人生を送るための必要悪なのかもしれない。しかし私は思う。コツコツと時計の針が鳴る中、冷めた手料理にラップをかけて旦那の帰りを待つ妻に存在意義はあるのか。恋人とのディナーに夢中な彼が、それを考えることは永遠にない。2014/02/18
フク
3
★★★★。主に不倫をする大人たちを取材し、不倫をする側あるいはされる側の人たちの、浮かび上がってくる心象風景の本当のところをすくいとる。本書では不倫をする夫たちが妻帯者でありながら多くの場合かなり年下の女性と性的な関係を持ち、彼女とどのような行為に及ぶのかについて焦点を定める。不倫当事者の身勝手ながらも己の欲望に忠実な姿勢に不思議な共感を抱いてしまうのは読み手である私が男だからだろうか。2012/10/28
逍遥遊
2
78-20160505-04 まぁ、そうだよね。そんな感じの内容でした。でも、何か自分とは違う。ここに出てきた男性は皆、配偶者に不満が無いようだ。んー、こう書くと自分は不満持ちで外に逃げていると思われるが、そうじゃない。何処よりも自宅が好きだもん。まぁ、十人十色ですかね。2016/05/05
びせんて
0
恋愛というのは、まさに「人間の本性」のぶつかりあいだし、性も考え方も違う相手との異文化交流でもある。2019/05/10
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