内容説明
リハビリテーションは、これまでの「障害が起こってからの後手後手のリハビリテーション」から、「障害を未然に防ぐ、少しでも軽くするといった、予防のリハビリテーション」へと根本理念の転換が起こっています。あるいは、「治療としてのリハビリテーション、訓練としてのリハビリテーション」から、「QOL(人生の価値、質)を高めるため、自己実現を支援していくためのリハビリテーション」へと大きく進展しつつあります。これは、障害をかかえながらも、自己実現していくための支援でもあります。本書では、これからの在宅リハビリテーションの基本的な考え方、生活の創意工夫、介護者へのサポートなどをまとめました。
目次
1 脳血管障害の症状と対処の方法
2 残された機能を生かすためのリハビリ
3 介護の量が多くなったときの工夫
4 痴呆のおとしよりのケア
5 介護者の健康にも気をつけて
6 介護保険・介護サービスを利用しましょう