内容説明
本書は、税効果会計の入門書として記述されたものです。税効果会計は、単独独立の会計項目ではなく「会計」と「税務」の違いをサポートする支援型の会計項目であり、その適用に当たっては法人税法の正しい理解が不可欠です。本書では、最新の商法・税法・諸会計基準に則りながら、税効果会計の基本となる法人税法を必要に応じて説明しつつ、どのような会計処理で「会計」と「税務」の違いが生じ、税効果会計が必要になるのかを中心に解説しています。
目次
第1章 会計ビッグバンと税効果
第2章 先に税金を知っておきたい
第3章 税効果会計の概要~基礎編
第4章 将来減算一時差異
第5章 将来加算一時差異
第6章 税効果会計の概要~応用編
第7章 繰延税金資産の回収可能性
第8章連結財務諸表に係る税効果
第9章 税効果を適用した決算書の分析
第10章 税効果の行方