内容説明
本書では、Ｑ＆Ａ方式でＩＰの基礎知識、日本のお家芸とも言える情報家電とモバイル・インターネットへのＩＰｖ６の適用例、先進企業におけるＩＰｖ６による全社ネットワーク・システムの構築例、大手プロバイダ（ＩＳＰ）による国際的なＩＰｖ６バックボーンの構築例などを、具体的に紹介。また、全体像が捉えられるようにＩＰｖ６の標準化技術、ＩＰｖ６の標準化の状況と国際的な推進プロジェクトを紹介する。さらに、ＩＰｖ６対応のコンピュータＯＳとアプリケーションなどを解説。これによって、今日のＩＰｖ４環境にＩＰｖ６環境が導入されていく、現実の姿を体系的に理解できるようになっている。
目次
第１章 Ｑ＆Ａで学ぶＩＰｖ６の基礎知識
第２章 情報家電へＩＰｖ６を適用した新しいインターネットの世界
第３章 第３世代／モバイル・インターネットとＩＰｖ６の利用方法
第４章 ＩＰｖ４／ＩＰｖ６のデュアル・スタックによる企業ネットワークの構築
第５章 新世代プロトコルＩＰｖ６の基礎技術と新しい機能
第６章 ＩＰｖ６の機能拡張技術と新ルーティング・プロトコル
第７章 ＩＰｖ４とＩＰｖ６共存時代の相互接続技術
第８章 ＩＳＰによるＩＰｖ６バックボーンの構築とそれを支えるネットワーク技術
第９章 ＩＰｖ６の標準化と国際的なプロジェクト／推進組織
第１０章 ＩＰｖ６対応が進むコンピュータ用ＯＳとアプリケーション
著者等紹介
江崎浩［エサキヒロシ］
東京大学大学院情報理工学系研究科助教授。１９８７年、（株）東芝に入社後、総合研究所にてＡＴＭの研究に従事。１９９０年より２年間ベルコア社、１９９４年より２年間コロンビア大学にて客員研究員。１９９４年、ラベル・スイッチ技術（ＭＰＬＳ）のもととなるＣＳＲ（セル・スイッチ・ルータ）技術をＩＥＴＦに提案、ＲＦＣ２０９８、ＲＦＣ２１２９として承認される。１９９８年１０月より東京大学助教授に就任。ＷＩＤＥプロジェクト・ボードメンバー。ＩＰｖ６普及・高度化推進協議会専務理事、ＭＰＬＳ Ｊａｐａｎ代表、他
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