内容説明
韓国サッカーは、大日本帝国の統治下で暗澹たる時期があったにもかかわらず、あらゆる逆境を乗りきって飛躍的に成長し続けてきた。しかし、先輩たちのサッカーについての愛情と情熱がなかったら、今日のような晴れ晴れしい日を迎えることは不可能だった。縄を巻いて固めたボールや、牛の膀胱に空気を入れて作られたボールを使い、草履を履いて田畑で始められた韓国サッカーの強靭な生命力こそ、ワールドカップの開催を可能にすることができた要因ではないだろうか。韓国サッカーの歴史が今、明かされる。
目次
韓日サッカー激闘史
韓国サッカー100年の秘話(スイスワールドカップ;スウェーデンワールドカップ―引きだしの中で眠っていた出場申込書;チリワールドカップ;サッカーの天才金永根;韓国サッカー界のゴッドファーザー金容植 ほか)
著者等紹介
朴景浩[パクキョンホ]
1931年黄海南道の生まれ。少年時よりサッカーを始める。1956~1958年韓国を代表する選手として活躍。1969年母校である慶煕大で指導者生活を始め、その後、漢陽工高、建国大学校、陸軍士官学校、ソウル大学校で後継者の育成に力を尽くす。ユース代表チームと大学代表チーム監督を歴任し、サッカーの解説者やコラムニストとしても活躍。1990年大韓体育会より科学研究賞を受賞。現在、日本大分ワールドカップ組織委員会顧問、大分サッカークラブの技術顧問として活躍中
金徳起[キムドッキ]
京畿道東豆川出身。1976年現代経済日報で体育記者を始める。1985年スポーツソウル創刊メンバーとして6月22日付創刊第1面のトップ記事を書き、スポーツソウルの体育部長、サッカー部長を歴任する。現在、スポーツトゥディでサッカー専門の記者として活動中であり、「キム・ドッキのサッカー探検」と「プロサッカー観戦評」を連載。月刊サッカーベストイレブンの主幹でもある
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