内容説明
身近なものから海外の見たことのないような種子まで、丁寧に撮りおろした図版で紹介。広範に子孫を残すための植物たちの知恵。
目次
風に乗って旅をする(翼でひらひら風に舞う;優雅に滑空するグライダー;フリルのような可憐な翼 ほか)
漂流する冒険者たち(海流に乗って異国の地へ;世界最大の種子フタゴヤシ;流されたくない?不思議なトゲ ほか)
動物との巧みな駆け引き(鮮やかな色で鳥を誘う;「サバンナの王」バオバブ;ジャングルの大豆ヒメナエア ほか)
著者等紹介
岡本素治[オカモトモトハル]
きしわだ自然資料館館長。1947年山口県生まれ。71年京都大学理学部卒業。理学博士。植物分類系統学専攻。形態に基づく被子植物の系統分類、種子散布・花粉媒介などにおける植物と動物の共進化などについて研究。大阪市立自然史博物館学芸課長を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
5
自然の不思議、そしてユニークな種子の数々、眺めているだけでも楽しめる本。2013/02/18
ようこ
4
自然のデザインは究極。むっちゃかっこいい種がオンパレード。種を探して世界を旅するのも面白そう。2012/08/03
もれ
3
INAX出版の本にはなぜだか惹かれる。大胆な写真の使い方。 色々な種子が素人にもわかりやすく、簡単に紹介されている。中でも、山火事で種子を散布するハケア、1万年以上の時を経て発芽したルピナスには驚いた。 こうした本を読んでいて楽しくなるのは、新しいことを知れたときもあるけれど、加えて、書き手の対象への愛や情熱が文章の端々に垣間見えるときで、そんなときはなぜだかこちらまでわくわくしてしまう。2018/11/04
ようこ
3
風に飛ばされる種、漂流する種、動物と駆け引きする種に分類されたさまざまな植物の種が美しい写真と解説で紹介されている。2年生のすみれとあり、1年生のだれがたべたのでしょう、のテーマに重なるような本だが、使える使えない以前に自然の機能美に目が釘づけに。この種が成長した姿を見るにはほかの図鑑がいるのが難だけど2011/10/18
アンパン
0
益田ミリさんのコラムに、この本を読んでいたらどうのこうのといった話があり、図書館で借りてみた。種子がどのように子孫を残すための戦略を立てているのか、様々な方法が書かれていて面白かった。種子の写真も綺麗だった。2022/08/11
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- 和書
- いつも。 竹書房文庫