地域社会圏主義

地域社会圏主義

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  • サイズ キガイ判/ページ数 151p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784872751734
  • NDC分類 365.35
  • Cコード C0052

目次

はじめに 「地域社会圏」に住みたい(山本理顕)
第1章 地域社会圏リアル(どのように住むか;どのように運営するか;郊外高密モデル;都心超高密モデル;地域社会圏をめぐる議論(仲俊治) ほか)
第2章 地域社会圏リフレクション(住まいがつくる、その場所固有の経済活動(金子勝;山本理顕)
住まいは社会を大きく変える(平山洋介;山本理顕)
おひとりさまたちの共住(上野千鶴子;山本理顕)
住空間・生活像・運営システムの設計(山本理顕;仲俊治;末光弘和;松行輝昌;Y‐GSA地域社会圏コア・メンバー))
あとがき 一緒に考えたい(山本理顕)

著者等紹介

山本理顕[ヤマモトリケン]
1945年北京生まれ。建築家。2007‐2011年、横浜国立大学大学院教授。現在、日本大学大学院特任教授。山本理顕設計工場主宰

上野千鶴子[ウエノチズコ]
1948年生まれ。社会学者。東京大学名誉教授、NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長

金子勝[カネコマサル]
1952年東京都生まれ。経済学者。慶應大学経済学部教授

平山洋介[ヒラヤマヨウスケ]
1958年生まれ。建築学者。生活空間計画を専攻。神戸大学大学院人間発達環境学研究科教授

仲俊治[ナカトシハル]
1976年、京都府生まれ。建築家。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻を修了後、山本理顕設計工場を経て、2009年より建築設計モノブモン主宰。2009‐201年横浜国立大学大学院Y‐GSA設計助手

末光弘和[スエミツヒロカズ]
1976年、愛媛県松山市生まれ。建築家。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻を修了後、伊東豊雄建築設計事務所を経て、2007年よりSUEP主宰。2009‐201年横浜国立大学大学院Y‐GSA設計助手

松行輝昌[マツユキテルマサ]
1972年生まれ。経済学者。2008‐2011横浜国立大学ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー講師、東洋大学国際共生社会研究センター客員研究員などを経て、阪大学学際融合教育研究センター准教授。専門は、ミクロ経済理論、産業組織論、アントレプレナーシップ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アメヲトコ

7
戦後の核家族を標準とした持家政策が現実と齟齬をきたしている現在に、新たな住まい方のモデルを提案した一冊。イエ空間をプライベートな寝間と外部の共有空間に開かれた見世に分けるというアイデアは町家のようで面白い。また金額のシミュレーションをして事業化の可能性を具体的に検討している点もいい。一方、描かれている空間像はお洒落というか意識高いというか、そうでもない人たちとの間の見えない壁をどう取り払うかが課題でしょうか。2019/06/19

hixxxxki

2
プライバシーとセキュリティを原理とする一住宅一家族モデルから住む人の相互関係を原理とした地域社会圏モデルへという提案。5人程度で水まわりを共有し、30人程度で太陽光発電等を共有、150人で台所、風呂、発電機等共有、500人でコンビニ、介護育児スペース共有。建物自体は広場や体育館を備えた解放的なデザインで、人々はその中で得意を活かして地域に貢献することもできる。感想だが、現実味ないなあって感じ。左翼的な経済成長批判も痛い。ただ、現在の状況がいいとも思えないし、地域社会圏その可能性の中心を探っていきたい。2014/02/15

shady0004

2
戦後日本の住宅政策のほころびが現前たる問題として横たわってることをいよいよ自覚しないといけないと感じた。「地域社会圏」については運営・経済・環境・施工などの面でひとつひとつシステムを見直し、実現可能なレベルでの提案が出来ていると思う。ただ、「見世」と「寝間」で構成される住居を全ての世代に汎用させようとしている点が気になった。現実の地平にそって内側から改変させていくというよりは、現実を外側から革新していくような案であるだけに、一般解ではなく特殊解として埋もれてしまうという懸念があるように思えた。2012/12/28

takao

1
☆団地だからこそ極力シェア。これはいいと思う。 2017/06/26

asumi

1
 莫大なお金がかかると思うけど、ぜひ実現させてほしいな。検討することは山ほどあるし、私自身も展示や本だけでは「いいと思うけどそんなにうまくいくかぁ?」という漠然とした不安も感じる。でも、どれだけ考えても作って生活してみて見えてくるものもあると思うから、その間にも「一住宅=一家族」で管理コストの高いマンションが建っていくので、失敗の部分があってもいいから早めに作ってほしい。ほんのちょっとにしかならないけど寄付をしてもいいかな。  カタカナ語が多いし、文字が読みにくいレイアウトで読むのに骨が折れるのが難点。2013/04/09

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