内容説明
開拓使女学校から明治の女学校が始まった。英語を学ぶため、外国人居留地のミッション女学校に集まる女学生、新興貴族の子女のための華族女学校、江戸時代の裁縫塾から進化した裁縫女学校、そして女子師範学校。困苦と戦う女性宣教師たち。女性の自立を模索した明治の教育者の情熱と諸相を描く。
目次
プロローグ
1 女学校のはじまり
2 横浜と東京で女子の英語学習はじまる
3 女紅場をめぐるさまざまな世相
4 国漢学系の女学校
5 東京築地にできたミッション女学校
6 神戸英和女学校、同志社女学校と函館遺愛、長崎活水の女学校
7 女子師範学校
8 中学校と並立する高等女学校の芽生え
9 裁縫手芸系の女学校
エピローグ
著者等紹介
神辺靖光[カンベヤスミツ]
1956年3月早稲田大学大学院文学研究科教育学専修博士課程全単位取得。1979年6月文学博士(早稲田大学)。1978年4月国士舘大学文学部教授(1985年12月まで)。1986年1月兵庫教育大学学校教育学部教授兼大学院教授(1994年3月定年退職)。1994年4月明星大学人文学部教授兼大学院教授(1999年3月定年退職)。1964年以降早稲田大学文学部、早稲田大学法学部非常勤講師(1999年3月まで)。1988年以降九州大学教育学部、広島大学大学院、姫路独協大学大学院、京都教育大学大学院等で「教育史特論」の集中講義(1995年まで)。1991年4月放送大学「教育の歴史」講師(1998年まで)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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