内容説明
情報操作によって加速されるジェラシーが歴史を動かす…近代天皇制、戦前におけるジェラシーの及ぼした影響、そして情報操作。戦前日本の体験を考えることで、今日の日本の「危うさ」が見えてくる。
目次
第1部 用語に見る近代天皇制(「天皇」はいかに表現されたのか―新聞に見る近代天皇制とその変容;「八紘一宇」はなぜ「国是」となったのか)
第2部 ジェラシーは、人々をどこに導いたのか(日中全面戦争とパーマネント排撃―お洒落雑誌『スタイル』を中心に;男性お洒落の広がりと国民服の制定―雑誌『スタイル』を手がかりに)
第3部 情報操作とその落とし穴(排英運動と「六甲開祖の碑」破却;情報操作とその果てに―戦争と民衆)
おわりにかえて 戦前日本社会から現在を考える―「八紘一宇」と八紘之基柱をめぐる歴史の読み替え
著者等紹介
須崎愼一[スザキシンイチ]
1946年生。早稲田大学第一文学部卒業。一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。神戸大学大学院国際文化学研究科教員。博士(文学)
内藤英恵[ナイトウハナエ]
1980年生。神戸松蔭女子学院大学卒業。神戸大学大学院総合人間科学研究科在学中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- 資本主義リアリズム