内容説明
「近代に人間であること」をめぐる哲学的格闘。
目次
第一部 九鬼周造の人間学:破綻と再建(九鬼周造小伝;トリロギーとデュアリズム―九鬼周造の人間学の破綻;「現実」を求めて:『偶然性の問題』の論理学;世界を創る:『偶然性の問題』の行為論;永遠回帰する宇宙:詩の美と実存 ほか)
第二部 存在と非存在を寿ぐ(平行線と脱走:九鬼周造と中井正一の隔たりについての思想;なぜ「絶対無は絶対有にほかならぬ」のか:九鬼周造と田辺元;本当の愛に背を向けても:哲学者・九鬼周造の誕生)
著者等紹介
織田和明[オダカズアキ]
1992年大阪府生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(人間科学)。現在は大阪大学大学院情報科学研究科特任助教。専門は日本哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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