内容説明
病とともに「よく生きる」とは?命と生活を守るコミュニティとは?「病む」も「治る」も変化する?肥満は「病気」になれるのか?不治の病に備えるイメージが人生を豊かにする?心理療法は病の語りにどう向き合うか?長寿はリスク?病者の物語が感動モノになるのはなぜ?
目次
第1部 群れ(社会)の中での暮らし(傷ついたサル、障がいを持ったサルの暮らし;病と生きる―病と生の哲学的分析;病むことの多様性と治ることの斉一性)
第2部 治療と癒し(「病」とコミュニティ―超高齢社会を支える包括ケアという新たな挑戦;病の語りと心理療法;薬と共に生きる―一錠に詰め込まれた世界)
第3部 「病」へのまなざし(病のイメージ―「肥満」は病気ですか?;人はなぜ病者の物語に感動するのか;病と老化―正常と異常の境界線;死と病)
著者等紹介
山中浩司[ヤマナカヒロシ]
大阪大学大学院人間科学研究科・教授。大阪府生まれ。1988年京都大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。1990年大阪大学教養部講師。1995年ベルリン自由大学社会学研究所客員研究員。1996年人間科学部助教授。2000年大阪大学大学院人間科学研究科助教授。2010年から同教授。社会思想史、科学思想史を経て、科学社会学、医療社会学を専門とする。2009年から、大村英昭氏(故人)、伊藤公雄氏、石蔵文信氏、阪本俊生氏らと「生き方死に方を考える社会フォーラム」を主催、2012年より希少難病患者の聞き取り調査も継続している
石蔵文信[イシクラフミノブ]
大阪大学大学院人間科学研究科未来共創センター・招へい教授。京都府生まれ。1982年三重大学医学部卒業。1991年大阪大学博士(医学)。循環器科医師。国立循環器病センター、大阪警察病院、米国メーヨークリニックリサーチフェロウを経て、1998年大阪大学医学系研究科助手、2004年より准教授、2013年より2017年まで大阪樟蔭女子大学健康栄養学部教授。男性更年期外来を市内で開設。夫の何気ない行動や言葉が強いストレスになり、妻の身体に更年期障害のような変調を引き起こす病気を「夫源病」と名付ける。「一般医-精神科医ネットワーク(通常G-Pネット)」を立ち上げ、大阪を中心に自殺者を減らす活動や料理教室やHP(孫育のグチ帳)を立ち上げて孫育の推進のための活動をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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