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内容説明
フィールドワークの成果と理論的考察を総合して、イヌイト民族誌に新たな地平を拓く野心作。伝統的な移動活動であるナビゲーションの日常的な実践を軸に、在来知、大地との絆、環境問題、グローバリゼーション、先住民運動など、イヌイトが直面する問題に斬新に切り込む。極北人類学の新展開。
目次
序章 イヌイトのナヴィゲーションをめぐる諸問題
第1章 極北人類学の功罪―「もう一つのパラダイム」という名の神話
第2章 交差点としての民族誌―文化の綜合的分析へむけて
第3章 「大地」との絆―ナヴィゲーションの制度的背景
第4章 「イヌイトのやり方」の戦術―ナヴィゲーションをめぐる生活世界
第5章 生活世界の現実―戦術のイデオロギーの構築と再生産
終章 日常的実践のダイナミクス
著者等紹介
大村敬一[オオムラケイイチ]
1966年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。大阪大学大学院言語文化研究科准教授。専門は人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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