内容説明
戦前・戦中の日本の統治下、満洲(中国東北部)に生きた五族(日・満・漢・蒙・朝)、それにロシアの女たちの、歴史に埋もれた足跡を発掘する。満洲国崩壊70年を機に出版。
目次
第1部 日常生活を通して(満洲の消費社会と女性―ハルビンを事例として;ロシア人村と日本人開拓移民村における結婚と家族;満洲のロシア人女子教育―中等・高等教育を中心に;女性信者の生きざまを通して―ハルビン正教女子修道院と満洲国)
第2部 メディアを通して(『満洲グラフ』にみる女たち―日本人の自画像;『満洲日報』にみる“踊る女”―満洲国建国とモダンガール;小説表象としての農村ロシア人女性―日本人作家の目を通して;『私の鴬』に写った李香蘭の神話と現実)
第3部 記憶を通して(日本人女性の満洲体験―日本、中国、ロシアのはざまで;満洲に生きた漢人女性―魂の植民地化・脱植民地化という視点から;満洲移住の朝鮮人女性―女子教育に焦点をしぼって;内モンゴルに生きたダフール人、エヴェンキ人女性たち)
著者等紹介
生田美智子[イクタミチコ]
1946年生まれ。大阪大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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