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内容説明
あなたは、どの外国語も正しく発音できます。この本の指示の通り、きちんと声を出して繰り返し発音し、のどに手を当て、鏡で口の動きを確認しながら読み進めると、これまでどのように発音してきたかを自分で発見して驚き、問題点がよくわかる。
目次
序章 気づかない日本語なまり(My Fair Ladyと母語なまり;日本語なまりの蔓延 ほか)
第1章 日本語の音と音声学の基礎(声の介在;鼻のはたらき ほか)
第2章 英語の音と日本語なまり(母音の有無を知る―脱・日本語なまりの基礎;LとR ほか)
第3章 その他の外国語の音と日本語なまり(他の外国語で用いられる音;日本語なまりと英語なまり ほか)
著者等紹介
神山孝夫[カミヤマタカオ]
東京外国語大学大学院外国語学研究科修了。博士(文学)(東北大学)。専攻は印欧語比較言語学、音声学。大阪外国語大学外国語学部教授を経て大阪大学文学研究科教授(言語生態論講座)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サアベドラ
9
素人ではなく、ちゃんとした音声学の教授が書いた発音矯正&音声学入門書。外国語の発音を改善したいのならとりあえず読んどけ的な本。本書をよく読んでしっかり練習すれば、大抵の言語の音は正確に発音・聞き取れるようになる(はず)。日本語のクセも丁寧に解説されているので、ナレーターや声優などを目指す人にもお勧め。他の発音教本にあるような「こんな感じ」ではなく、口腔内の~の部位で調音する、といったふうに具体的に説明されていて非常に良い。音声・映像サンプルをwebで無料公開してくれているのもありがたい。2009/12/10
ソラヲ
5
「信頼でき、かつ取っ付きやすい」というコンセプトで調音の仕方をゆっくり丁寧に教えてくれる良書。IPAを一通り網羅する上で英語だけでなく他の言語についても言及されているため、あらゆる言語において「日本語なまり」を矯正できるようなプログラムとなっている。特にフランス語の勉強を始めようとしている自分にとって鼻母音の話はタメになった。ドイツ語の"machen"の"ch"にあたる[χ]の有声音がフランス語の[ʁ]なのね。各言語で用いられる音がアルファベット順に並んでいる章は『しくみ』シリーズを読む際に重宝している。2015/07/09
hixxxxki
1
音声学的に正確に発音の仕方を教えてくれる。音声学系の発音本では最も読みやすい本の一つだと思う。ただし、個々の単語の発音に重点が置かれていて、文全体のリズムなんかの記述は少ない。でも、英語耳とかよりも、こういった音声学の本読んだ方が断然わかりやすくて良いと思います。2013/06/10