内容説明
これまで様々な機会に国際私法・国際取引法の裁判例について執筆したものの中から、今日でも何らかの意味があると思われるものを集めて、追加、修正、削除の上、一冊の書物にしたのが本書である。収録した判例は、もとよりわが国の判例が中心であるが、2つの外国判例も含まれている。新版では、新たに国際裁判管轄に関する3つの判例を付け加え、他の部分にも必要に応じて修正を施した。
目次
1 国際裁判管轄(国際裁判管轄(マレーシア航空事件;遠東航空事件 ほか)
国際的二重訴訟―大韓航空事件 ほか)
2 国際財産法・国際取引法(労働契約における解雇の準拠法;銀行取引契約の準拠法 ほか)
3 国際家族法(婚姻による妻の氏の変動の準拠法;米国人夫婦の離婚事件の準拠法 ほか)
4 外国判決の承認・執行(外国判決の承認・執行;外国離婚判決の承認)
著者等紹介
松岡博[マツオカヒロシ]
1939年大阪市旭区に生まれる。1961年大阪大学法学部卒業。1981年大阪大学法学部助手・助教授を経て、同教授。1990年大阪大学学生部長。1993年大阪大学法学部長。1994年大阪大学副学長。現在、帝塚山大学法政策学部教授/大阪大学名誉教授。専攻は国際私法・国際取引法。国際私法学会(理事)、国際法学会(常務理事)、国際経済法学会(理事)、国際法協会(日本支部理事)、日米法学会所属
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