内容説明
本書では、調査から得られたさまざまなデータを取り上げ、ことばの動的な変遷プロセスを追ってみた。
目次
第1章 「方言」から「ネオ方言」へ(標準からの逸脱;ネオ方言の実体)
第2章 表現法フィールドワーク報告(否定表現―御所・新宮グロットグラムから;可能表現―大阪・岡山グロットグラムから;仮定表現―彦根・岐阜グロットグラムから;音声抄録―和歌山・五条グロットグラムから)
第3章 図で見る京都ことばの動態
第4章 若者語の現在(敬語の運用;アクセントの新状況)
著者等紹介
真田信治[サナダシンジ]
1946年富山県上平村に生まれる。1970年東北大学大学院文学研究科修了。文学博士。現在、大阪大学大学院文学研究科教授。研究テーマは消滅に瀕した日本語方言の調査、旧統治領における日本語の残存に関する研究、動的日本語史の構築。所属学会は国語学会、日本語教育学会、社会言語科学会、日本方言研究会
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