内容説明
海外からの目は、歴史の町に生きる個性ある人々に注がれている。国際フォーラムの場で交わされた数々の議論が、国内研究者を刺激して生まれた大阪の書。
目次
渡辺律と天王寺浜市―中世大坂の風景
近世大坂の都市構造とその特質
17世紀の大坂―変貌する都市空間
大坂周辺地域の支配と大坂
浪速5人男―近世大坂の民衆意識
元文元年買わせ米問題と町人訴訟権
竹本義太夫と大阪演劇の個人的精神
ある邂逅の諸相―緒方洪庵と徳川時代後期大坂における国際(蘭)学
近世大坂地域の稲荷信仰
鞍馬寺大蔵院と大坂の願人仲間
著者等紹介
マクレイン,ジェームズ・L.[McClain,James L.]
ブラウン大学教授、文博。1979年エール大学大学院修了。専攻:日本近代史。著著にEdo and Paris;Urban Life and The State in The Early-Modern Era,Cornell University Press,1994(日本語版『江戸とパリ』名著出版、1995年)
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