内容説明
触れあう文化が双方に新たな創造を生み出す。美術、文学、言語から日常生活まで、時間と空間をつらぬいて変容していく過程を、深い専門性の立場から興味深く語る。
目次
第1章 交差する文化―過去・現在・未来
第2章 イタリア美術にみる中世とルネサンス―異文化の受容とその意味
第3章 紳士の修学旅行―グランド・ツアーの歴史的意味
第4章 『西東詩集』とオリエント―ゲーテの異文化体験
第5章 世界史の中の異文化交流
第6章 ミクロネシアの文化交流史―日本との関係を中心に
第7章 ミクロネシアの日本語―植民地での日本語教育とことばの交流
第8章 「留学」の効用
第9章 アジアとの出会い―文化交流史の視点から
第10章 日本の絵画と中国の絵画
第11章 文化の内と外