懐徳堂朱子学の研究

懐徳堂朱子学の研究

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  • サイズ A5判/ページ数 422p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784872590029
  • NDC分類 121.54
  • Cコード C3021

内容説明

近世大阪にあって公儀と不即不離の関係を保ち、独自の学風を築いた懐徳堂朱子学派の学問・思想の伝統と特質を、豊富な史料に基づいて考察した本格的な研究書。

目次

近世儒学史における懐徳堂朱子学の位置
朱子哲学の研鑽
天文・地理の探究
経世策の考案
徂徠学批判
古代史観と神道批判
無鬼論
懐徳堂朱子学の諸特性
懐徳堂をめぐる研究史

感想・レビュー

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きさらぎ

3
五井蘭州を起点に竹山、履軒、蟠桃、仲基らと受け継がれる懐徳堂朱子学を分析する。項目は朱子哲学、天文・地理学、経世策、反徂徠学、古代史観と神道批判、無鬼論。更に補論として懐徳堂研究史を扱う。懐徳堂以外の思想家としては、徂徠の他は中村惕斎、伊藤仁斎、山崎闇斎を始めとする崎門の登場頻度が高い。「私塾」ではない、町人の出資と幕府の認可という公共性、京都とも江戸とも距離を置く商人の、現実に即した、ある意味即物的な眼差し。人文科学、社会科学、自然科学にわたる総合的な学問所で伸び伸びと学び論じる学者たちの群像が楽しい。2018/11/19

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