出版社内容情報
高橋隆明[タカハシタカアキ]
著・文・その他
内容説明
債権者と債務者は、つねに利害が対立しているわけではありません。まったく無関係の第三者に儲けさせるよりは、協力することで、双方に有利になるのだということを見失ってはいけません。本書では、たんなる解説書やノウハウ本と異なり、実際の場面でどのような対応をしたのかを小説形式で明らかにしています。
目次
事件ファイル1 山越家・親子二代の戦い―債権譲渡を利用して再建した話(山越一族のプロファイル;現地を調査する;再建計画を立てる;再建策を実行する;メインバンクが債権を譲渡する;再び債権譲渡を活用する)
事件ファイル2 美人社長・武内美穂33歳の危機―不動産を一円で譲渡した話(美人社長からのメール;再建計画をつくる;外資系債権者との交渉;不動産を一円で譲渡する;銀行からの刺客;幸せな結末)
高橋教授の事業再生講座 債権譲渡で借金を整理する方法(なぜ、債権放棄より債権譲渡が効果的なのか?;さまざまな債権譲渡を活用する;すぐに使える債権譲渡のための契約書見本集)
著者等紹介
高橋隆明[タカハシタカアキ]
1955年東京生まれ。78年早稲田大学法学部卒業後、大手自動車製造会社に本社採用で入社。生産管理を担当の後、損害保険会社に転籍。国際業務部門で活躍。その後、融資部に転じ、審査課長、業務課長として融資実行審査、不良債権回収の責任者の職を歴任。96年、不動産鑑定士試験合格。同社を退職し、不動産鑑定業務を行うほか、有限会社千代田キャピタルマネージメントを設立し、会社再建コンサルタントとして活躍。回収責任者としての経験を活用して金融機関対策を行うとともに、別会社への事業継承などによる会社再建を日本中で次々と成功させている。また、再建にかかわったいくつもの別会社の社長業務も引き受けている。増資を経て、株式会社千代田キャピタルマネージメントに組織を変更。外資系企業との直接取引も行っており、米国に現地法人を設立、多角的見地から再建コンサルティングを実践。現在は敬愛大学経済学部客員教授として実務経験を活かした指導を行っている。株式会社千代田キャピタルマネージメント代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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