出版社内容情報
横山泰行[ヨコヤマヤスユキ]
著・文・その他
内容説明
のび太の“悲惨な未来”を“バラ色”に変えた「子守用ロボット・ドラえもん」の実力とは?藤子・F.不二雄先生の“教育的メッセージ”を、「ドラえもん学」の創始者が徹底分析。
目次
1章 ドラえもんの「ほめる力」―どんな言葉や行動が、相手を伸ばすのか?
2章 ドラえもんの「叱る力」―“厳しさ”とは“愛情”があるからこそ成り立つもの
3章 ドラえもんの「気づかせる力」―相手に問題を見つけさせ、解決させるには?
4章 ドラえもんの「行動させる力」―何ごとも、自ら行動しなければ身につかない
5章 ドラえもんの「学ばせる力」―だからこそ、のび太は“愛される人”になった
エピローグ ドラえもんは、のび太のどこを伸ばしたのか?―ドラえもんの持つ「育て力」を、コーチング理論で解明!
著者等紹介
横山泰行[ヨコヤマヤスユキ]
1942年岐阜県生まれ。東京教育大学体育学部卒業。フルブライト交換留学生としてペンシルバニア州立大学に留学ののち、東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。富山大学教育学部教授。教育学博士。専門は生涯スポーツ。本来の研究テーマに加えて、大学の自由科目講座として「ドラえもんの世界」を開設。「ドラえもん学コロキアム」をホームページ上に立ち上げ、また研究室と高岡市立中央図書館にドラえもんの全作品を自由に閲覧できる「ドラえもん文庫」を設立した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
3939タスタク
7
人のやる気を引き出すには、いかにその人の事を真剣に考え、その人自身が最良な答えを出すのに上手く導く事が出来るか。そう云う意味では、ドラえもんは名伯楽と云ってもいい。のび太を見守るドラえもん自身も、お世辞にも優れたロボットではない。 ドラえもん自身、挫折を経験した過去があるからこそ、のび太に対して優しさと厳しさをバランス良く使い分け、彼を正しい道へ運ぶ羅針盤の役割を果たしていると思う。ひみつ道具は、のび太の人生を心豊かにするための、ちょっとしたスパイスに過ぎない。2012/12/31
本棚の旅人
4
『タケコプター!』子どもの頃夢中になって読んでいました^^そして大長編の映画に感動したことを覚えています!!のび太君とドラえもんの心のつながりがのび太君の成長を促しているのだと感じました☆僕は会社でドラえもんになれるのか?のび太君になれるのか?自問自答の日々です^^2012/06/08
読み人知らず
2
ドラえもんの隠された大きな意味。のびたくんを育て上げたその大きなコーチング力に目から鱗です。ドラえもんがほしくなります2008/03/03
ゆ
1
すごい愛情やなー、何よりも。深いです。2011/08/26