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出版社内容情報
竹熊健太郎[タケクマケンタロウ]
著・文・その他
内容説明
漫画家たちが脅える『ガラスの仮面』の「怖さ」とは?『美味しんぼ』に仕掛けられた巧妙なトリックとは?『火の鳥』最終回が『アトム』につながる!?『伝染るんです。』の名づけ親は竹熊だった!?続々と明かされる驚愕の事実!そして巻末には、幻の竹熊健太郎マンガ・デビュー作『どうしてくん』収録。
目次
1 最終回のハナシ(ガラスの仮面(美内すずえ)
美味しんぼ(雁屋哲・花咲アキラ)
ゴルゴ13(さいとう・たかを))
2 マンガのハナシ(『火の鳥』の最終回はこうなった;ドストエフスキーと手塚治虫;吉田戦車氏へ…一〇年目の詫び状)
3 自分のハナシ(一九六七年・はじめてのメディア体験;一九七六年・ミニコミと少女マンガの日々;一九七七年・オタクと青春;一九七八年・ミニコミとアニメブームと)
4 オタクのハナシ(アニメーション編;マンガ編;エヴァ編;私とエヴァンゲリオン)
特別付録 幻の竹熊健太郎マンガ・デビュー作(ゲッペル先生のなぜなに教室;どうしてくん)
著者等紹介
竹熊健太郎[タケクマケンタロウ]
1960年生まれ。マンガ雑誌等で原作者、ライター、編集者として活躍。多摩美術大学非常勤講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おーしつ
11
竹熊健太郎の「お蔵出し」的な一冊。読んでると思いこんでました。 ガラ仮面、美味しんぼ、ゴルゴなど長寿連載漫画の最終回予想(1993年に書かれたものだがどれもまだ終わってないw)を含むマンガ関連エッセイ、 自伝的オタク第一世代総括、特別付録の幻の連載漫画など。 「伝染るんです。」の名付け親が竹熊さんだとは知らなかったな。2010/10/06
はな
7
漫画原作者でもある元祖オタクの著者が、ガラスの仮面、ゴルゴ13、美味しんぼという長寿漫画の最終回を大胆に予想したエッセイ。まあさもありなんという感じだが、その根拠を調べる際の説明が最近その3作から離れていた私の記憶を喚起した。美味しんぼのあの2人って結婚したんだ、知らなかった。また続いて著者のオタクの本質を看破したエッセイも載っていたが、こちらはエヴァンゲリオンの作者庵野氏のことに触れられていた。エヴァについては読んでいないのでなんともいえないが、プロレスオタクのことや士郎正宗についての記述は頷けた。2024/02/12
向う岸
4
『ゴルゴ13』『ガラスの仮面』『美味しんぼ』と最終回予想をした漫画全てが、未だ完結していないというのは何とも。後はコラムの寄せ集めで構成されており、漫画よりはアニメの話が多い。2012/07/11
読者Q
2
著者の自分語りと、メディア勃興期のオタク話など。サル漫の原作者がどのように人格形成したか、かいま見れて興味深い。著者の巻末漫画がブラック。ちなみに、この漫画を載せた掲載雑誌が、あの漫画ブリッコ。2015/11/21
かるまじろ
1
「ガラスの仮面」「美味しんぼ」「ゴルゴ13」といえば誰もが知っている長期連載の大河漫画の代表的3作 いつ果てるとも知れない物語の結末 連載の長さに正比例して巨大に膨れ上がった「この物語をどう終わらせるのか?」という読者の期待と妄想に対し竹熊健太郎が作者に代わって大胆予想 この予想を読んだ「ガラスの仮面」の作者である美内すずえは 「結果予想、見ましたよ。おもしろかった。でも、要するにあれより、 おもしろい結末にすればいいんでしょう?」と答えたそうだ。 さすがは美内すずえ先生心を揺るがす結末を予想しています2007/08/14