出版社内容情報
木村勝美[キムラカツミ]
著・文・その他
内容説明
一九九六年、武富士の会長武井保雄とその一族は、同社の店頭公開により一兆円ともいわれる私財を手に入れた。武富士の店頭公開を軸に、ふたつの“日本最強”が繰り広げる、カネ、カネ、カネのパワー・ゲーム!消費者金融業界トップを走る武富士の店頭公開に隠された、闇の権力とのただれた関係。襲撃、恐喝、癒着、もみ消し…。カネに群がる男たちの死闘を描く、戦慄のノンフィクション。
目次
1章 山健組フロント企業
2章 武井・後藤初会談
3章 山口組系右翼団体の登場
4章 ウラ対策部の新設
5章 ジャーナリスト襲撃事件
6章 後藤組との密約
7章 一触即発
著者等紹介
木村勝美[キムラカツミ]
1939年、東京生まれ。ジャーナリスト、ノンフィクション作家。主な著書として1986年、『新宿歌舞伎町物語』(潮出版社)で潮賞ノンフィクション部門優秀賞を受賞
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感想・レビュー
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どらんかー
3
これはまた、酷い話しやな。2023/04/22
うめまる
1
しっかしようこれだけヤクザをコケにできるもんやね、武井会長。それだけではなくて、ヤクザや右翼との折衝を任されてきた藤川渉外部長も色んな約束を反故にされてほんまに不憫に見えた。この人もギリギリの仕事してるんやろうけど、裁判で4億円の損賠を勝ち取った以上、司法上はこの人の言い分は認められてるんやもんね。1点だけ武井会長の言葉で残ったところ。「女が口説けない奴にはビジネスなんかできん」。女性を口説くのも、人との信頼関係を築くビジネスも根っこのところでは同じということ。ここだけは妙に納得。2013/02/04
GOCCI
0
★★★2004/01/28
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