内容説明
出版以来、世界中でロングセラーを続ける『ダーシェンカ』を、1936年版カレル・タイゲのブックデザインのまま、本邦初チェコ語からの翻訳で再現。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hnzwd
17
チェコでは大ベストセラーの『ダーシェンカ』を装丁そのままで邦訳した本。シンプルな挿絵が配置されていておしゃれです。話自体は産まれたての子犬であるダーシェンカの様子を語る前半部、話口調で色々な事を教える後半部ともに優しい語り口。一日一話ずつ寝る前に楽しむ本なのかな。。後半の写真はどれも可愛い。「猛犬注意!」「皿にのるダーシェンカ」は素敵。2022/12/07
relaxopenenjoy
3
カレル・チャペックの写真、文、挿絵。大型本。ダーシェンカがかわいらしい。私は犬を飼ったことが無いけれど、それでもかわいらしさや飼い主の愛情が伝わる。解説はチェコ語言語学者の千野氏。他のチャペックの小説も読みたい。2020/11/02
きゆやすか
2
新潮社版は持っていたのだけれど、この度SEG出版版を100円!で入手。写真が大きくて良い~ ダーシェンカの表情まで良くわかる。2014/06/10
baアタマ
2
1933年チェコ。作者の温かく子犬の成長を見守る眼差しがハートウォーミングな一冊。‘ あると信じているから足なのだ’とか、ユーモアたっぷりのイラストもとても可愛い。特に写真の苦労はデジカメ時代の今想像を超えます(笑)うちの犬ももっと遊んであげたいなあ。(と犬の本をみると毎度思う)ところでこれは小川洋子さんオススメの一冊で作者に特に注意を払わずかりたのですが、今図書館に予約していた本がきてますがこちらもチャペックさん。続くときには続くのね。保川亜矢子さん訳/千野栄一さん解説 2014/05/11
のん@絵本童話専門
1
なんと湯快!カレル・チャペックさんの描く、子犬のノンフィクション作品。自分のペットの子犬の成長とエピソードを、楽しく描いています。特に、数々のいたずらときたら!!コミカルな挿絵に、笑いを誘うユーモラスな語り口で、これがノンフィクションだとは思えない!ノンフィクションの印象が変わります。後半部分には実際のダーシェンカの写真たち。2024/01/07