内容説明
1980年代から現代美術を見続けた著者は、ブランクーシをめぐる言説と日本の現代美術に関する評論とが同じ問題を内包していることに気づく。本質に迫るブランクーシ論をはじめ、作家の視点から作品を深く観察した現代美術論。
目次
第1章 ブランクーシとパリの美術家たち
第2章 1980年代以降の現代美術
第3章 20世紀版画作品解説
第4章 現代美術エッセイ
第5章 手塚治虫
第6章 大学での美術教育
著者等紹介
近藤幸夫[コンドウユキオ]
1951‐2014。慶應義塾大学商学部、同文学部哲学科を経て、慶應義塾大学大学院文学研究科修士課程修了。専攻は美術史。研究テーマはブランクーシ。1980年より東京国立近代美術館研究員。1991年より主任研究官。1996年慶應義塾大学理工学部助教授に就任し美術史を担当。2004年より2014年まで学内で「来往舎現代藝術展」を企画開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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