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版画史解剖―正倉院からゴーギャンへ

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  • サイズ A5判/ページ数 223p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784872421668
  • NDC分類 732
  • Cコード C3071

出版社内容情報

前代未聞! 世界を旅するようにすらすら読める版画ワールドの歴史全公開正倉院の宝物の中に版表現の技法は既に使われている! その方法が、発展してゴーギャンの版画になる!紙が発明され、印刷技術が生まれ発展し、芸術にまでなったその過程を、世界中を訪れ調査、研究した版画家ならではの切り口で解剖する。これはもう版画の世界を超えた、文化論であり、メディア論でもあるのだ。,

内容説明

すべての芸術に共通して作品鑑賞や理解が重要である一方、必然的に制作と創造の魅力、その秘密が、特に美術、版画を学ぶ若い人々にとって重要であることは間違いない。その意味で、新しく版画を学び、制作する若者に語りかけてきたこれまでの著者のスタイルを踏襲し、本書では創作と鑑賞の両面から版画を述べるように心掛けた。世界を旅するようにすらすら読める版画ワールドの歴史全公開。

目次

第1章 版のアイデア、そして紙―版画の誕生と夜明け
第2章 仏教と工芸の版画―古代版画の展開と応用
第3章 西洋版画事始め―聖像版画と活版術の発明
第4章 金工の版画家たち―ルネサンスと銅凹版画
第5章 版画の黄金時代―デューラーの作品をめぐって
第6章 モノクロームから色彩へ―ルネサンスの技術革新
第7章 色彩のパトス―中国の華麗な民間木版画
第8章 エッチングの世紀―レンブラントの時代
第9章 18世紀の版画家たち―銅版画の新技法と複製の時代
第10章 浮世絵版画の革命―江戸の錦絵とその国際性
第11章 魅惑の黒と輝く色彩―リトグラフと19世紀の版画
第12章 木版画のリバイバル―ゴーギャンの『ノア・ノア』をめぐって

著者等紹介

黒崎彰[クロサキアキラ]
1937年満州大連市に生まれる。1962年京都工芸繊維大学工芸学部意匠工芸学科卒業。1970年第7回東京国際版画ビエンナーレ・東京国立近代美術館・文部大臣賞。1972年第1回フィレンツェ国際版画ビエンナーレ・金賞。1978年ワシントン州立大学芸術学部・客員教授。1981年第3回ソウル国際版画ビエンナーレ・大賞。1983年美術文化振興協会派遣芸術家・ハーバード大学客員教授。第1回山口源大賞展・沼津市民文化センター・大賞。第2回バルナ国際版画ビエンナーレ・1席。1985年コーネル大学東洋学部招待芸術家・日本中国基金。1991年E・ムンク研究助成・ムンク財団・国際交流基金。1996年タマリンド版画工房招待芸術家。南京芸術学院、中国芸術学院招待芸術家。1998年第12回IAPMA国際紙会議・パネリスト。1999年第17回「京都府文化賞」・文化功労賞。国立台湾芸術学院版画センター招待芸術家。2000年「紫綬褒章」受章、文部省。2001年ソフィア美術アカデミー招待芸術家。現在、京都精華大学芸術学部教授、日本版画協会理事
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