出版社内容情報
子供に日本語を教える心得から、文字や音声、語彙、文法などの日本語の基礎について、また、行事やゲームなど、日本で生活することに留意した日本語教授法まで掲載している。
内容説明
本書は国際救援センターで長年外国人児童の教育にあたってきた教師たちが、その経験をもとにこれまでとは一味違った視点に立って執筆したものである。いわゆる文法中心の解説書ではなく、子供を飽きさせず楽しく分かりやすい授業をするにはどんな方法があるのか、子供たちと信頼関係を築くにはどうすればうまくいくのか、日々の宿題や試験問題の作り方のヒントがほしいといった今まさに現場から求められている問題を多角的に取り上げたのが本書の特色である。
目次
第1章 日本語を教えるにあたって
第2章 TPR方式による授業
第3章 文字、音声、語彙
第4章 文型導入と練習
第5章 行事
第6章 ゲーム
第7章 試験
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
satochan
1
子供に日本語を教えるにはどうしたらいいか。子供だけではなく、日本語を学ぶ大人にも使える。「あいうえお」や挨拶、掃除や宿題など日常で使う言葉、文型をどう教えるか、例がたくさん書いてある。行事やゲーム、試験作成についても書かれているので、実際に日本語を教えている人も読んでみると、自分が見落としていたこととか、新しい発見に出会えていいかもしれない。「文型が実際に使われる状況を忠実に再現。興味や学習意欲を引き出すように。あきさせない練習。準備は周到に。法則よりも繰り返しを重視」みんなで楽しく、実は大変なことだ。2014/08/12