Homo commercans
フィリピンを乗っ取った男―政商ダンディン・コファンコ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 363p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784872338867
  • NDC分類 289.2
  • Cコード C0030

内容説明

三菱・キリンなどの日系企業とも手を結びつつ、グローバル・ビジネスを展開する独裁者マルコスの元側近、コファンコ。その素顔と錬金術を綿密な取材で描く傑作ノンフィクション。

目次

第1章 パックマンの帰還
第2章 コファンコ一族
第3章 父と息子
第4章 ココナツ帝国の建設
エピローグ 帝国の再建

著者等紹介

パレーニョ,アール・G.[パレーニョ,アールG.][Parreno,Earl G.]
フリーのジャーナリスト。Newsbreak Magazine、I magazine、Politik誌その他の出版物に寄稿。Manila Times紙(1994~1999年)および廃刊となったPinoy Times紙にも記事を書いていた。妻と4人の子どもとともにケソン市に在住

堀田正彦[ホッタマサヒコ]
生協などの出資で1989年に設立された草の根貿易会社、(株)オルター・トレード・ジャパン(ATJ)社長。設立以来、飢餓で苦しむフィリピン、ネグロス島の小規模生産者から、砂糖やバナナを直接仕入れて日本の消費者のもとに届けるなど、従来の貿易経路とは違う、オルターナティブな民衆交易の回路作りと活動に従事。ATJを日本最大のフェア・トレード会社に育てる

加地永都子[カジエツコ]
翻訳家。本業のかたわら、フィリピン、ネグロス島で起こった飢餓を救援するため1986年に設立されたNGO、日本ネグロス・キャンペーン委員会(JCNC)の運営委員も務め、その15年以上に及ぶ活動において中心的な役割を果たし続ける。JCNCの活動をひとつのきっかけとして設立されたATJの創設・活動にも深く関わる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

1
ふむ2024/12/12

ゆうろう

0
人口1億1000万、平均年齢が24歳という今後益々勢いが出るであろうフィリピン。その現代史や財閥に興味があり手に取った。予想以上の精緻な内容で比史略年表や略語表、詳細な注も良し。マルコスは若きコファンコを自分の息子に見立てたとの視点に頷く。今やその実の息子が大統領なんだから、先はわからないものだ。米政府(レーガン政権)は、かなりマルコス寄りだったと改めて理解。今となっては、ボンボン・マルコス現大統領にとり、この経緯がドゥテルテ前政権の幾分反米的な姿勢を転換する原点になっているのかもな…。目が離せない国だ。2022/09/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/263536
  • ご注意事項

最近チェックした商品