出版社内容情報
天才アーティスト・ユーミンが直面する絶望と諦観。ユーミンに何が起こったのか!? 独自の視点からのアクティブな批評により音楽界に衝撃を与え続けてきた山下邦彦が迫真の危機感をこめて放つ、ユーミンの謎、音楽の未来。
内容説明
天才アーティスト・ユーミンが直面する絶望と諦観。ユーミンに何が起こったのか!?独自の視点からのアクティブな批評により音楽界に衝撃を与え続けてきた鬼才・山下邦彦が迫真の危機感をこめて放つ、ユーミンの謎、音楽の未来。
目次
プロローグ ユーミンは終わったのか!?
第1部 ユーミンという衝撃(細野晴臣の絶望とユーミンの魔法;松任谷正隆と細野晴臣に衝撃を与えたもの?)
第2部 「ユーミンの時代」とは何だったのか?(それは「お経」のようなワンノートから始まった;不意に浮かんだメロディー、それが一番いい;メロディーの浮遊、ユーミンの震え ほか)
エピローグ ユーミンの絶望と悲劇―シャングリラ(地上の楽園)などどこにもない
著者等紹介
山下邦彦[ヤマシタクニヒコ]
1957年、大阪生まれ。音楽雑誌編集者を経て、現在フリーランス
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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緑色と風
1
初めて聴いて身体が震える曲がある!ユーミンにはそういう曲がいくつもある。ユーミンは「コードを色彩、メロディーを形、詩を構図」として曲作りをしていることを本書から知った。好きなコードの響きで同じ鳥肌を感じる人たちとユーミンは仲間になっていった。著者はユーミンの曲と様々な発言から、彼女の曲から生まれる心地よさの震源地とユーミンの挑戦を分析し、解き明かしている。ユーミンへ心からのエールを贈っている。そのエールに賛成しつつ、本書から特徴あるコード進行からくるユーミンの魅力に、私が惹かれる秘密を見つけた。