内容説明
まだ“インディーズ”という言葉もなかった1983年、オリジナルパンクを聴きながら育ったひとりの青年が、周囲の同世代バンドのレコードを出そうと思い立つ。志だけで始まった個人レーベル・クリエイションは、英国の片隅から、いつしか全米大ヒットを放つまでになる―その黎明期から黄金期、そして金とドラッグがもたらした壮絶な最期までが、レーベル主宰者・アラン・マッギー、そして多くの周辺スタッフの証言により、ここに語り尽くされる。
目次
序章 突然大きな世界へ
第1章 初期のクリエイション・レコーズ
第2章 最初の危機
第3章 パーティーの始まり
第4章 愛なき世界
第5章 オアシス発見
第6章 失意と再起
終章 それぞれの過ごした時間
著者等紹介
ヒューイット,パオロ[ヒューイット,パオロ][Hewitt,Paolo]
1958年英国生。80年より『メロディー・メイカー』『NME』紙で音楽ジャーナリストとして活動開始。英モッズ文化に造詣が深く、カプチーノ・キッド名義でスタイル・カウンシルのレコードにも寄稿
伊藤英嗣[イトウヒデツグ]
1963年愛知県生。80年代の『FOOL’S MATE』専属期を経てフリーランスに。『SPA!』『TV Bros』など多数の雑誌に寄稿しつつ、93~97年には東芝EMI傘下でレーベル主宰。暴力温泉芸者、DMBQ、エドウィン・コリンズらの作品をリリース。97年に自主創刊した『クッキー・シーン』誌(99年よりブルース・インターアクションズ刊)編集人
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。