- ホーム
- > 和書
- > 教養
- > ノンフィクション
- > ノンフィクションその他
出版社内容情報
過激派の情念を書き留めたいというリリシズムに支えられたドキュメント。86年の皇居、アメリカ大使館火炎弾発射事件で全国指名手配された2人の男の控訴時効から社会復帰までを描く。「破天荒伝」(2001年刊)の続編。
内容説明
標的は皇居・アメリカ大使館・運輸省・首相官邸―80年代末、数々の火炎弾発射事件で指名手配された男2人の、12年間にわたる数奇な逃亡物語。武闘過激派とは一体なんだったのか。そして、過激であるとは、どれだけ哀しいものか!?実録・過激派ゲリラ戦始末記。
目次
第1章 小さき雲と火の柱
第2章 追放された七人の侍
第3章 カチューシャかわいや別れのつらさ
第4章 わが前に罪はあるか
第5章 オオカミは暗闇を走る
第6章 善人なおもて往生す
第7章 ヘビはマングースよりしつこい
第8章 誰かがきっと待っていてくれる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nobody
11
荒の試みは失敗している。本書は荒の評価を貶めるだけだろう。知りたいのは80年代以降どんな気持で非合法闘争を闘っていたのか、その肉声である。「俺達のやったことにはほとんど何の意味もなかったのじゃないか」という軍事委員会隊長武田幹男の懐疑も、「一体俺たちは何をやってきたんだ」という荒の自問も深められない。命にかけて廣松渉の想いを引き継ぎ闘い抜くとの誓いと共産主義訣別との整合性は。路線転換後の組織の求心力は。党員は本当に納得したのか。突然小難しい理論をいかにも自然な風に挟み、基本的に解説なしで専門用語を鏤める。2018/06/15
ジョニー出ッ歯
2
機動隊とめちゃくちゃやりあったってのがわかった。試行錯誤で攻める様がひねりないけど見れた・・・かな。2010/11/03
秋浜立
0
躍動感に欠けて面白くない。新左翼リーダー達は理想主義だけど、この著者は誇大妄想な感がある。胡散臭さを感じる。2010/07/09
-
- 洋書
- Losing Hope