わたしが死んでもいい理由

わたしが死んでもいい理由

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  • サイズ B6判/ページ数 189p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784872334579
  • NDC分類 368.3
  • Cコード C0095

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

そらいろ

1
【図書館】98年毒物宅配事件、所謂ドクター・キリコ事件の発端となったHPを運営していた女性の手記。ドクター・キリコこと草壁竜次をネット上に誕生させ、同時に青酸カリの仲介者でもあった。青酸カリは自殺幇助ではなく、いつ死んでもいい=お守りという感覚は、一般的には理解しづらいようだ。確か黒井千次さんの短編に同様のものがあり(薬物ではなく拳銃だったが)、そうおかしな考えではないと思うのだが。一流大学卒、テレクラ経営、SM女王…。著者は巷で言う高スペック女性なのだろう。自暴自棄なやさぐれ感の中、(続く)2014/10/12

クリスティーナ

0
この事件の事は知らないが、ネットのどこかでオススメされていて気になって読んだ。ドクターキリコに対する美智子交合の思いから察するに、ドクターキリコこと草壁さんはとても正義感の強い優しい人だったんだろうと感じた。そんな草壁さんのような人が私にもいれば良いのにと思ってしまった。死にたいくせにずるずると生き続けてる自分はこの著者と似てる気がする。他人に迷惑をかけ続けて生きるのはやめたい。2013/07/06

くろほ

0
98年末、ネットを使った自殺幇助として話題になった「ドクターキリコ事件」についての手記。著者は青酸カリの仲介役となっていた自殺志願者の女性。自らも命を断った加害者(?)の男性はあくまで自殺予防のお守りとして毒薬を保管委託していた。本書の内容が真実かどうかはともかく、この男性が行ったことは罪なのだろうか。「いつでも死ねるお守り」を持って生きることは悪なのか。自殺志願者は周りが守るべき弱者であるのか。僕にはわからない。でもこの著者とはなんか気が合いそうで嫌だな。

TsumuRi

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いわゆるドクターキリコ事件について、青酸カリの仲介者となった当事者女性が書いた手記。いつでも死ねる(=消えられる)から今日はとりあえず死なないでおこうと言う思考は一般に受け入れられがたいのかなあ、やはり。著者の、絶望的で投げやりな世界観の中で生きてるくせに、同時にそれを俯瞰する視点でも生きてる感じが、自分に似ていて少し嫌だと思った。 2010/06/10

永月莎夜(ながつきさや)

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この事件、もう覚えてる人も少ないのかなあ。出版直後にこの本と著者のインタビューがワイドショーに流れてた(インタビューはなかったかも)記憶があるけど、どういうスタンスで報道されてたか忘れてしまった。ただ、著者名の一部にモザイクがかかってたとか余計なことだけは覚えてるな……2009/09/23

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