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聖フーコー
ミシェル・フーコーのクイアー・ポリティクス
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まあい
3
図書館で借り、後半はやや流し読み。規範的でない快楽の追求によってセクシュアリティの秩序を破壊するという、フーコーの提起したクィア戦略が説明される。読んでいて元気になる。(以下コメントに引用)2017/04/28
静かな生活
2
60p*フーコー御大がデカデカと掲げられているが言っていることはすごく素朴だと感じた。端的にポストモダン理論とLGBTの存在証明は相性がいい。ポモアンチの死角。2020/05/06
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1
マジョリティにとって収まりの良いまたは単に排除の対象としてのセクシャルマイノリティのイメージを振り払い全く別の生存様式、美学をクイアに見出し肯定する、という気概に満ちた、良くも悪くもただそれだけがひたすらに。それにしてもフィスト・ファック = 肛門ヨガという美学の過剰なまでにストイックな求道精神からは読んでいて妙に元気をもらえる心地が。2021/02/05
xxx
0
ミシェル・フーコーがゲイ・ライト運動、クィア・スタディーズに与えた影響について述べられている。 SM、さらにはホモセクシュアルの実践が自己実現への修行となる、という見方は面白いと思う。いわゆる「クィア」とされているものに近づき、実践することは自分の死らない世界を開くきっかけになる。既存のヘテロ社会に無意識に迎合するのではなく、多様な物事を見ていかなくてはならない。2019/01/25