内容説明
深緑の五月、伊豆で開催されたビッグゴルフトーナメントのラウンドレポーターを勤めていたたけし軍団のタカは、大会初日、快調に飛ばしているジャンボ尾崎から「誰かがオレのプレーの妨害をしている」と囁やかれる。タカの目には妨害があったとは写らなかったのだが、二日目、明らかにジャンボのプレーに妨害が加えられた。なんとジャンボのキャディがクラブに細工をしていたのだ。しかも、そのキャディは、スタート直前コース内崖下から変死体で発見されていた男と繋がりがあった…。味方であるはずのキャディがなぜ?初日の妨害との関連は?そして男の死は一体なにを意味するのだろうか?緑と風を愛して止まないたけし軍団のガダルカナル・タカが“ゴルフの魔力”を見つめながら謎に挑む快心のミステリー。