内容説明
初心者に必要なことは、まず、写実的に描く方法を学ぶこと。右脳の知覚を引き出す40の課題を実習することで楽しく習得。
目次
第1部(実習前の自画像;実習前に描く自分の手 ほか)
第2部 スペースの知覚(ネガのスペースで葉を描く;ネガのスペースで椅子を描く ほか)
第3部 相互関係の知覚(ドアを開けた光景を目測する;部屋のコーナーを目測する ほか)
第4部 明部と暗部の知覚(上から光が当たる卵を描く;チャップリンの明部と暗部 ほか)
第5部 ゲシュタルトの知覚(インクと絵筆を使う;都市の風景 ほか)
著者等紹介
エドワーズ,ベティ[エドワーズ,ベティ][Edwards,Betty]
カリフォルニア州立大学教授。美術教育の体験を生かし、ロジャー・W・スペリーらの脳研究にヒントを得て、短期間に写実的な画が描ける独自の指導法を開発し、高く評価される。近年は、美術教育にとどまらず、創造性全般を探求し、ワークショップやセミナーを主宰している
北村孝一[キタムラコウイチ]
1946年生まれ。早稲田大学文学部露文科中退
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感想・レビュー
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かわうそ
12
絵は理屈で十分『上手く』描ける。明暗の意味や形の取り方、遠近の出し方、巷にいろいろと本も出てるし、たしかYouTubeでも描画の仕方とかアップされてなかったかな?見れば早いが、まあ、とにかく説明はできるのだ。左脳的に、数学的に。ここでは逆に右脳の感覚でもって描く方法が紹介されている。特に難しいことではないが、思考の虚を突くような描き方が多く、面白いと思う。テーマはしっかりと持ちながら、ゲシュタルト崩壊した感覚で、無心に描き続ける。上手い絵じゃなく、いい絵を描くにはたぶんこれが一番じゃないかなーと思う。2015/09/07