内容説明
本書には、奥行きのある人物を論理的に描く方法が一段階ずつイラストで示されています。人体の個々のフォルムを正確に描写するだけでなく、明暗やフォルムの重なり合い、あるフォルムから他のフォルムへの変化によって、もののまるみや奥行きの感覚を生み出す方法を示し、考えうるあらゆる角度から、人物を視覚化する方法について説明。マルチアクション画では、分解写真のように人物の運動が解剖され、微妙に重なり合う画像によって各段階の動きが“凍結”され、フォルムの変化が手に取るようにわかります。最終的には、どんな視点からでも、また、動きのどんな段階でも、人物を体系的に、描くことができるのです。
目次
第1章 人体の基本的フォルム
第2章 奥行きのある人物描写
第3章 人物の統一、フォルム相互の結合
第4章 人物の創造、フォルムのサイズ
第5章 遠近法による長さの調整
第6章 人体の空間への投影