内容説明
故郷ウィーンが、招こうとしなかった指揮者。ナチ政権下と、戦後の共産党支配下と、二度にわたり、ベルリンと決別した指揮者。南米で、誰からも愛された指揮者。“ヴォツェック”世界初演をした指揮者。いま、その生涯が明らかになる。
目次
序奏
幼少期と青年期―一八九〇‐一九〇八
プラハの学生―一九〇八‐一九一二
ダルムシュタット―一九一二‐一九一九
間奏曲~ライン地方にて―一九一九‐一九二三
ベルリン:初期―一九二三‐一九二四
ベルリン:背景と前景―一九二四‐一九二五
ベルリン:『ヴォツェック』の勝利―一九二五‐一九二六
南アメリカ:初めての訪問―一九二六
最後の穏やかな年月―一九二七‐一九二九〔ほか〕
著者等紹介
ラッセル,ジョン[ラッセル,ジョン] [Russell,John]
1919年、英国ハンプシャー州フリートで生まれる。2008年、米国ニューヨークのブロンクスで死去。オックスフォードのマグダレン・カレッジ卒業。1949年から74年まで、「サンデー・タイムズ」、1974年以後は「ニューヨーク・タイムズ」のスタッフとなり、1982年から1990年まで美術批評欄の主筆
北村みちよ[キタムラミチヨ]
1967年生まれ。神奈川県鎌倉市育ち。東京女子大学文理学部英米文学科卒業。銀行勤務を経て、米国滞在の後、藤岡啓介氏主宰の『鎌倉翻訳勉強会』に参加、藤岡氏とコリンズを共訳中
加藤晶[カトウルリ]
1972年東京都生まれ。上智大学文学部社会学科卒業。英国ウォーリック大学ヨーロッパ文化政策修士課程修了。開発援助、国際交流等の仕事に携わり、現在都内の公益財団法人に勤務しながら翻訳にも取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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