内容説明
誕生の経緯、忘れられた常任指揮者、戦前に8人もいた女性指揮者、初期の国外ツアー…世界一有名なオーケストラの知られざる12のエピソード。
目次
ベンヤミン・ビルゼとベルリン・フィル―オーケストラ誕生にまつわる裏話
旧フィルハーモニー・ホール―創業者サチェルドーティとランデカーの思い
ハウスディリゲント―歴史に埋もれた指揮者たち
指揮台に上った女性指揮者たち
ニキシュとヴァインガルトナー―首席指揮者を巡る静かな闘い
ベートーヴェンに魅せられる演奏会―ツィクルス・ジルヴェスター・ニューイヤー
アルトゥール・ニキシュの死―ニキシュ最後のシーズン
日本人演奏家たち
恐るべき子供たち―十代で活躍する若きソリストたち
ベルリン・フィルの中に消えたもう一つのオーケストラ
王宮コンサート―炎が描く幻想的な調べ
旅行オーケストラ―Reise-Orchester
著者等紹介
菅原透[スガワラトオル]
1962年生まれ。音楽史研究。特に20世紀前半のドイツ音楽界を中心に、膨大な公演記録を基にして詳細な歴史の再現を試みる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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