叢書・20世紀の芸術と文学
ヒトラーとバイロイト音楽祭―ヴィニフレート・ワーグナーの生涯〈上〉戦前編 1897‐1938

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  • サイズ A5判/ページ数 442p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784871985673
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0322

内容説明

ワーグナー家の家長として、4人の子の母として、そして1930年から1944年までのバイロイト音楽祭総監督として、激動の20世紀ドイツを生き抜いた女性、ヴィニフレート・ワーグナー。本書は、この女性の観点から、第一次世界大戦と1923年のヒトラーの叛乱、それに続く、政権掌握、「レーム虐殺」、ドルフースの謀殺、スペイン内乱、迫害の夜、ズデーテン地方の危機、第二次世界大戦勃発直前の日常、大戦の様相、空爆、戦後の非ナチ化など様々な出来事を叙述。1897年から1980年にいたるヴィニフレートの生涯は、20世紀全体を映し出す。

目次

第1章 サセックスから来た孤児―一八九七年~一九一五年
第2章 新婚生活―一九一五年~一九二二年
第3章 バイロイトのヒトラー―一九二三年~一九二四年
第4章 アメリカへの旅―一九二四年
第5章 ハーケンクロイツ下の音楽祭―一九二四年~一九二七年
第6章 旧世代の退場―一九二七年~一九三〇年
第7章 新しい総監督―一九三〇年~一九三三年
第8章 ヒトラー政権樹立―一九三三年
第9章 “パルジファル”をめぐる紛争―一九三四年~一九三五年
第10章 “ローエングリン”と「千年帝国」―一九三六年~一九三八年

著者等紹介

ハーマン,ブリギッテ[ハーマン,ブリギッテ][Hamann,Brigitte]
ウィーン在住の歴史家。1897‐1980。ドイツ・エッセン生まれ。ミュンスター大学とウィーン大学で歴史学とゲルマン学を学び、博士号を取得。1978年、『皇太子ルードルフマイヤーリングへの道』を発表し、著作活動に入る。オーストリア史をテーマにした多くの著作がある。『ヒトラーのウィーン』はベストセラーとなり、メディア及び専門家の間で高い評価を受け、多くの言語に翻訳された

鶴見真理[ツルミマリ]
日本女子大学文学部史学科卒業。ドイツ連邦共和国、ヴュルツブルク、マリウス・マクシミリアン大学、ハンブルク大学で、体系音楽学、西洋音楽史、美術史を学ぶ。体系音楽学の修士号取得。ベルリン在住中は、フリーの通訳・翻訳、音楽の研究に従事。アメリカ合衆国、カリフォルニア大学サンタ・バーバラ校で民族音楽学部客員研究員。ギリシャ国立コルフ大学でギリシャ語ユース履修。音楽学の研究と、ドイツ語日本語の翻訳、通訳

吉田真[ヨシダマコト]
1961年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得。専攻はドイツ文学(ワーグナー研究)。現在、慶應義塾大学講師。同大学などで、ドイツ語、ドイツ文学、オペラの講義を担当するかたわら、主要音楽専門誌に評論を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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psy

1
すっごく面白かったです〜。ワーグナー家系図、真っ剣に見ちゃいます。世界史小辞典がいる!とちぇくしつつ(でも最初だけ(^^ゞ)激動の20世紀ヨーロッパがまた見たくなっちゃいます・・・しかし、ヒューラー、ホントにワーグナー作品スキなんねえ・・・下巻も楽しみです。2010/09/05

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