チェリビダッケの音楽と素顔―元ミュンヘン・フィルハーモニー首席ファゴット奏者の回想録

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  • サイズ B6判/ページ数 175p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784871985659
  • NDC分類 762.391
  • Cコード C0073

内容説明

チューニングだけで15分もかかる独特のリハーサルから生み出された音楽。筋を通す生き方、温かな人柄。誰も知らない、巨匠の素顔。元ミュンヘン・フィル首席ファゴット奏者の回想録。

目次

1 出会い
2 チェリビダッケの音響理念とその現実化について
3 チェリビダッケと他の音楽家たち
4 チェリビダッケのルール
5 外国
6 ドイツの音
7 ミュンヘンのチェリビダッケ
8 個人的な思い出
9 結び

著者等紹介

エーデルマン,フリードリヒ[エーデルマン,フリードリヒ][Edelmann,Friedrich]
ドイツ、カイザースラウテルン生まれ。ファゴット奏者。ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の首席ファゴット奏者として、1979年から2004年まで在籍。現在は夫人のレベッカ・ラストとともに、室内楽コンサート活動を行なっている

中村行宏[ナカムラユキヒロ]
1987年8月、カリフォルニア・バークレーのレストランChez Panisseで出会って以来、エーデルマン夫妻と親交を重ねる。ミュンヘンでの国際会議出席の折、マエストロのリハーサルに何度か立ち会う幸運に浴する。計算機アーキテクチャ研究者。NTT研究所、京都大学を経て、立命館大学教授、京都高度技術研究所所長。京都大学名誉教授

石原良也[イシハラヨシヤ]
1976年シュトゥットガルトを訪ね、講習会に参加しチェリビダッケから指揮の手ほどきを受けて以来、個人的な交流が始まる。CD、DVDの解説、字幕翻訳、新聞文化欄への寄稿などチェリビダッケの実像の紹介に努める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobi

2
会場での体験を再現できない、と録音をチェリビダッケは嫌っていたらしい。それでも彼とミュンヘン・フィルの録音を聴くと、その重厚でふくよかな音に包み込まれるようだ。その秘密が具体的に明かされて興味深い。弦楽器全体を増員して互いの音を聴き合うことで創出した伝説のピアニッシモ、各奏者に異なるスピードで弾くように命じたトレモロ、管楽器奏者に求めた弦楽器の音色、アイコンタクト等々。訳者の一人とエーデルマンとのあるレストランでの幸運な出会いが発端で執筆された本。これも彼の音楽の大きな力のなせる業かも知れない。2015/01/12

夢仙人

1
どんどんチェリビダッケの音楽を聴きたい‼️2015/09/27

yuchan

0
チェリいいよチェリ。ニコ動に登録されたドヴォルザークの「新世界より」の演奏を聞いて衝撃を受けてCD、DVDなどと共に集めた中の一冊。2010/04/26

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