内容説明
本書のいちばんの特徴は、ワイルダーの映画人としてのキャリアが作品ごとにまとめられていることである。これは他書に類を見ない構成で、読者に対して―映画ファンに対して非常に親切だ。あの映画の製作の陰には、こんな苦労話があったのか。この映画のスタッフやキャストは、こんなことを考えていたのか。そういうエピソードがわかれば、彼の映画を鑑賞するうえで非常に役に立つ。第二の特徴は、ワイルダーの言葉をそのまま載せていることである。一九七〇年代のなかばにワイルダーと知り合ったチャンドラーは、二〇〇二年にワイルダーが九十五歳で亡くなるまで三十年近くにわたり、折に触れてインタビューをつづけてきた。そして録音魔のチャンドラーは、彼の肉声を残らず記録し、忠実に再現した。第三の特徴は、インタビューの対象者が本人だけでなく、じつに多いことである。チャンドラーは本書のために数々の人々にインタビューし、彼らの言葉を通じてワイルダーの人柄を浮き彫りにした。
目次
第1部 ヨーロッパ(オイゲーニアの夢;子供のころのビリー ほか)
第2部 ハリウッド(「いい作品を書いてくれ」;ブラケット・タッチ ほか)
第3部 自分の時代の伝説的人物(サンセット大通り;地獄の英雄 ほか)
第4部 他人の時代の伝説的人物(悲愁;バディ・バディ ほか)
著者等紹介
チャンドラー,シャーロット[チャンドラー,シャーロット][Chandler,Charlotte]
評伝やインタビュー集を上梓し、すぐれたインタビュアーとして定評がある。脚本家兼プロデューサーとして、シドニィ・シェルダンの『鏡の中の他人』の映画化にもかかわった。リンカーン・センター・フィルム・ソサエティ理事
古賀弥生[コガヤヨイ]
東京女子大学文理学部英米文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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