内容説明
「福島」に寄り添いながら原発総体を追跡し刻印した世界的にも稀有な1年間のドキュメント。日本ジャーナリスト会議(JCJ)大賞、新聞労連ジャーナリズム大賞、菊池寛賞受賞。
目次
福島第一原発爆発 炉心溶融の衝撃(3月13日)
「事象」「再臨界」… 原発会見専門用語ばかり(3月14日)
福島第一原発の暴走 反骨の技術者語る(3月16日)
相次ぐ原発爆発 米英メディア厳しい論調(3月16日)
原子力安全・保安院の研究(3月18日)
IAEA鈍い対応(3月20日)
どうする原発行政 作家・広瀬隆氏に聞く(3月21日)
原発の地元追われた住民「福島第一」飯館村、双葉町(3月22日)
「原発震災」建設・計画中十四基の行方は(3月23日)
「想定外」という言い訳 教訓放置は「人災」(3月24日)〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
11
重厚感。これが第一印象。385本の記事の多さが第二印象。21頁分の目次にも驚く。これで読む記事を探せる。3月21日広瀬隆氏登場。浜岡も危うい(49頁)。ホント。4・9に小出裕章先生登場。どんな微量でも危険(109頁)。491頁早川由紀夫教授の放射能汚染ルート。超重要。9月27日原発輸出首相が推すワケ。安倍になってからでなく、野田メの時からだったのか。ココロが原発にあるならば、まだ懲らしめてやるか、と言っているような気がする。収束していないのだから。作業員TS氏の弁。「周りがすべてセピア色」(1187頁)。2013/08/01