内容説明
88年のオイル・リポート巻頭論文集。石油需給が大幅な緩和基調で推移した88年。イ・イ戦争が終結してOPECはようやく再結束するが、これを予見した年頭の「石油市場の中・短期展望」をはじめ50篇を収載。石油・エネルギー問題について事典的役割も果たす。
目次
1987年11月(統制でLPGは救えない―政策が招いた元売弱体化、小売カルテル ほか)
1987年12月(寒波襲来の国際石油市況―石油需要期の石油値下がり ほか)
1988年1月(石油市場の中・短期的展望―問われる元売の市場管理能力 ほか)
1988年2月(軽油販売とサービス化―ルールは守られないからルールである ほか)
1988年3月(春はまだ遠い石油市場―PQ廃止、元売は市場管理をどうするか ほか)
1988年4月(産油国の下流部門参入競争受容か拒否か、だが滔々たる時代の流れ ほか)
1988年5月(40周年迎える中東戦争―国際石油情勢の根元にあるもの ほか)
1988年6月(広がる石油と石炭の結婚―輸入一般炭、未知の前途に賭ける情熱 ほか)
1988年7月(豊かな石油、貧しい価格―値上げは来春までを射程圏内に ほか)
1988年8月(覇権に手をかけたフセイン―湾岸の現実に敗れたホメイニの世界観 ほか)
1988年9月(官は動、民は静のLPG集約―行政が取るもの取れば熱は冷める ほか)
1988年10月(風化する石油危機の構図―産油国、消費国、15年間の得失 ほか)