内容説明
本書は、新しい時代のプロレスの経済活動の分析を試みたものである。経済活動とはつまるところ、人、モノ、カネを動かす行為の集積である。この行為を最も合理的にやってのけたものが、経済界に覇を唱えることができる。では、プロレス経済での覇者の条件とは何か?それは、最も優れたリーダーがいて、最も優れた戦略を実行できる団体だ。具体的にいえば、リーダーシップ戦略、経営戦略、マーケティング戦略、HRM(人的資源管理)戦略に最も優れたプロレス団体が、明日のプロレス界を担うといえる。本書では、以上の項目を中心に分析を進めた。
目次
ビジョナリー経営―「闘魂」VS「WWF」
プロレスにおけるナレッジ・マネジメント
組織論―全日からノアへ
長州力復活の意思決定プロセス
プロレスに見るコア・コンピテンス
三沢VS藤波 リーダーシップ比較論
TAJIRIに学ぶグローバル戦略
プロレスを職務分析する
桜庭をブレイクさせた高田延彦のコーチング
プロレスに学ぶ「安定経営」のビジネスモデル
プロレスに学ぶ「安定経営」のビジネスモデル
「4の字固め」の工程ををカイゼンする
グローバル・スタンダートとしてのアントニオ猪木論
著者等紹介
野呂一郎[ノロイチロウ]
1957年札幌生まれ。上智大学法学部卒業。米国エッジウッド大学大学院経営管理研究科修士課程修了。MBA。社団法人日本能率協会国際部、米国エッジウッド大学講師、米国Information Resource Systems Inc.を経て、現在英国国立ウエールズ大学経営大学院東京校教授。千葉商科大学非常勤講師。社会経済生産性本部認定経営コンサルタント。(株)ヒューマックス・シニア・コンサルタント
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
りぃ
sheep book