内容説明
“街おこし”の第一人者が東京の街角を基点に平成景気の様相を鋭く分析。いまや世界一の金持ちとなった日本の消費生活者は何を志向しているのか?生き残る商品や活性化する街の要素は何か?大店法改正をも踏まえて、新しい商業のあり方を提起する。―キーワードは「文化」だ。
目次
プロローグ 消費文化はいま花盛り
様変わりする生活価値観―ニュー・リッチがリードする「平成消費」(こだわりの美学;「のりとそり」の気分感覚;「やわらかい反抗」の行動原理;「したたかな計算」の生活原理)
高度消費社会のからくり―20世紀末は文化の時代(不透明な消費社会;際限のない欲望が高度消費社会を生んだ!;高度文明社会が生む“ひずみ現象”)
高感度消費者を捉える流通戦略―21世紀は文明と文化の「共生」の時代(街を変える商業と文化の複合戦略;中小商店の流通サバイバル戦略;生活文化の再編集時代がくる)