内容説明
大空翔ける「船」と「人間」の記録。
目次
第１章 飛行の起源から気球の時代へ―浮遊する冒険者たち
第２章 パリ上空に競うパイオニアたち―エンジン付きバルーンの時代へ
第３章 夢みるクレイジー・ジェネラル―ツェッペリンの硬式飛行船建造計画
第４章 飛行船になった男―『ツェッペリン伯号』誕生す
第５章 黄金時代の光芒―『ツェッペリン伯号』世界一周
第６章 デリジブル・ア・ラ・ジャポネーズ―空中艦隊出現すべし
第７章 ラスト・ツェッペリン・クロニクル―燃えつきた夢の果てに
第８章 飛行船のポスト・モダン―ネオ・ユートピアの創造へ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tuppo
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飛行船関連の話題がジャンル問わず次々出て来るすごい本。生き字引かってくらいに色々知ってる作者の飛行船愛が伝わってくる。特に文学ネタは凄い。ユートピア・エレヲン思想の頃の飛行船文学から空想科学としての飛行船から、洋邦問わず色々紹介してくれる。シュティフターとヴェルヌでこんなもんかと満足してた僕はもう立つ瀬がないです。理論にはノータッチで気球・飛行船史をじっくり書いている所は『飛行船の歴史と技術』と好対照。2012/06/11
