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内容説明
本書はアメリカ合衆国の一水兵―職業軍人ではなく24歳で徴用された青年―が経験した太平洋戦争中の日記である。
目次
第1部 ソロモン諸島
第2部 マリアナ諸島
第3部 本国
第4部 フィリピン(ミンドロ島・ルソン島)パラオ諸島
第5部 ボルネオ島
第6部 中国と日本
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コホーー
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若い水兵が自ら見聞きしたこと(噂レベルのデマも含む)を綴った戦争記。印象的だったのは次の6点。①米兵の食料事情も基本サンドウィッチやビスケット(小さく堅い虫がみっしり入ったパンも)等で決して満足なものではなかったこと。②米国人が日本兵の体の一部を戦利品として欲しがっていること。③南洋の地では猛烈な暑さと湿気により過酷な環境下での戦闘を強いられたこと。また匂いで日本兵がわかったこと。④著者が、海上に漂流する日本兵が助けを拒んで目の前で自決するさま、サイパンで崖から飛び下りる住民、それに特攻攻撃を見るに及んで2022/04/03
ぞだぐぁ
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タイトル通り太平洋戦争にアメリカ軍の水兵として従軍した人物の日記。前書きに自身でも書いているように、将官の回想録は多いが兵卒の記録でここまでまとまって整理された記録は珍しい。注釈も入っていて実際と当時彼らが得た情報の違いなども分かりやすい。2020/01/01