内容説明
知ってる会社員は「何でいまさら?」と、びっくりするかも。知らない女子生徒は「こんなものが過去の日本に?」と、なおびっくりするかも。驚こうと、驚くまいと、あの『ビックリハウス』の精選抜粋大全集、全一巻で復刻です。
目次
座談会 萩原朔美・榎本了壱・高橋章子
紙の上の演劇だった 増田通二インタビュー
僕らの共通項は『ビックリハウス』だった 鮫肌文殊インタビュー
JPC展(日本パロディ展)
楽書漫画
カートゥーン大賞
陰のキャラクターを描いた明石町先生の思い出 原田治インタビュー〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
阿部義彦
19
既に常連化している地元にオープンしたばかりの古本屋で、パルコで出てた雑誌『ビックリハウス』を初代編集長萩原朔美の監修で冷凍保存。ビックラゲーション、教訓カレンダー、筆おろし塾、全流振、変態よい子新聞、その他初期(私も途中から最後までの付き合い)の初めて見る企画までビックリし通しです。パレットクラブのメンバー、ペーター佐藤、原田治、安西水丸の御三方は既にこの世には居ない。エンピツ賞審査員の橋本治、ビートニクスの片割れユキヒロも、坂本龍一も、時の流れとは残酷なもの。しかし綺羅星の様な才能が本気で遊んでたのだ!2024/10/31
小林ミノリ
1
80年代の初め伝説の投稿雑誌ビックリハウスというものがありまして、全国のハガキ職人たちがしのぎを削る、ハイレベルなネタの応酬、繰り返される内輪ネタの数々、YMO界隈の奇跡の人脈等々、リアルタイムで経験できなかった私でもその一端を知ることができた、ベスト盤的一冊。